●アンドレ・メマーリ & フアン・キンテーロ & カルロス・アギーレ / セルペンティーナ / NRT / JPN / CD / NKCD1017 / 4571332610176 / 2,409円+税

CD(4) 

商品レビュー


21世紀の器楽・歌・フォークロア。南米音楽の<いま>を象徴する3人の作編曲家・マルチ奏者が集結、それぞれの楽曲を中心に、完全トリオ編成で録音した作品。

ブラジル・アルゼンチン両国、ひいては南米大陸におけるもっとも先進的な作編曲家にして、複数の楽器を操るマルチ奏者・シンガーでもある三人の音楽家が一堂に会した奇跡。
クラシック~ジャズ~ロック等さまざまな音楽のエッセンスを自然に取り入れつつ、母国のフォークロアに21世紀の息吹を伝える活動を繰り広げてきた三人は、ここ日本でもそれぞれの名義による来日ツアーや国内盤CDもリリースされるなど、このジャンルにおけるトップクラスの人気・実力を誇ってきた。
近年、個別に共演の機会を得てきた三人が、4年近くの計画・準備期間ののち、2017年3月ブラジル・サンパウロに結集。インスト系の先鋭的なプログラムで人気のスポットにてトリオ編成でのライブを行い、アンドレ・メマーリ所有のスタジオにて一週間をかけて録音。それぞれが多数の楽器を駆使しつつ、そのすべてを三人による演奏で収録した。
各人の代表曲に新曲を加えたレパートリー、そして両国の音楽的交流を記録した86年の記念碑的名作『Mercedes Sosa, Leon Gieco e Milton Nascimento: Corazón Americano』からの嬉しいカヴァーM67を含む選曲は、近年ふたたび交流を活発化させている両国の器楽系シーンの新たな転機、決定打となる一枚であり、南米大陸の音楽地図を更新する金字塔。
アコースティック楽器を中心とした器楽と歌曲のクリエイションという文脈からも、その新しい潮流をリードし、南米音楽の枠を超えてさまざまな影響を及ぼしていくに違いない。

André Mehmari: Voice, Piano, Oberheim, Synth, Accordion, Harmonium, Koto, Viola de arco, Bandolim, Acoustic bass, Pandeiro, Pife 
Juan Quintero: Voice, Guitar, Charango, Bombo, Percussion
Carlos Aguirre: Voice, Piano, Accordion, Fretless bass, Guitar, Percussion 

Produced, Recorded, Mixed & Mastered by André Mehmari
Executive producer: Yoshihiro Narita (NRT)
Recorded at Estúdio Monteverdi





■プロフィール

【André Mehmari アンドレ・メマーリ】
1977年ブラジル、リオデジャネイロ生まれの作曲家、ピアニスト。
95年サンパウロ州立大学の音楽コンクールBrazilian Popular Music (MPB)部門で優勝。97年にはクラシック部門でも優勝。全26の楽器を演奏、多重録音によるソロアルバム『Canto』を制作、2002年にリリース。
05年7月ブラジル人歌手のジョイスと共に初来日。2011年にリーダー名義の日本ツアーを2回行う。
2013年、フェスティバルの招聘により再来日。東京公演の録音はアルバム『Tokyo Solo』としてNRTよりリリース。福岡・神戸・名古屋・山形でもソロ・ピアノ公演を行う。
2015年、トリオ編成のアルバム『As Estações na Cantareira』をリリース、同編成にて2016年冬に再来日ツアーを行う。
クラシック/ポピュラーを問わず、同国で現在もっとも多く委嘱作品を依頼される作曲家。2016年リオ・オリンピックでは閉会式のアレンジャーも務めている。自身のレーベル<estúdio monteverdi="" style="padding: 0px; margin: 0px;">をメインにコンスタントに作品を発表、すでに20枚近くのリーダー作を発表している。

【Juan Quinteroフアン・キンテーロ】
アルゼンチン・トゥクマン出身のシンガー・ソングライター、ギタリスト。現代アルゼンチン音楽界を牽引するグループのフロントマン。アルゼンチン伝統音楽をベースにジャズ、クラシック、 ロック、ブラジル音楽などをミックスし、洗練されたコンテンポラリー・フォルクローレを追求する当グループはこれまでに4枚のアルバム(共作含む)を発表、いずれも高い評価を得ている。2016年に初来日ツアーを行い話題となった。ソロ名義でもアルバム『Folclore』を2002年にリリースしているほか、女性シンガーLuna Montiとのデュオ名義によるアルバム等も発表している。優しく伸びのあるその歌声は、まさに現代アルゼンチン音楽の象徴的存在。

【Carlos Aguirreカルロス・アギーレ】
現代アルゼンチン音楽を代表する孤高の存在にして生ける伝説。ネオ・フォルクローレ・シーンの精神的な支柱として、厚い信頼と幅広い支持を得るコンポーザー/ピアニスト/シンガーそして詩人。
1965年、アルゼンチンのエントレ・リオス州の小さな村、セギーに生まれる。フォルクローレなど郷土の音楽に深く親しみながらも、コンテンポラリージャズやロックにも影響を受け、80年代後半より音楽活動を始める。自身が主宰するレーベル「シャグラダ・メドラ」より「カルロス・アギーレ・グルーポ」名義でアルバムを3枚、ソロ名義でアルバム1枚とピアノ・ソロ作品1枚リリースし、どれもが名作として大きな評価を得ている。
2010年秋には初来日を果たし、全ての公演がソールドアウトとなるなど、その人気に一気に火がついた。
2012年2月に5年振りとなるソロ名義のフル・アルバム『オリジャニア』をリリース。同年5月に盟友にしてアルゼンチン屈指のギター奏者キケ・シネシとのデュオで再来日、全国7都市でコンサートを行い、リスナーに大きな感動の余韻を残した。




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