●ROBERT GLASPER      / Covered (The Robert Glasper Trio Recorded Live At Capitol Studio)   / BLUE NOTE / US / CD /2,000円+税



今年一番の超強力盤です!



第55回グラミー賞でRobert Glasper Experiment名義の『Black Radio』が「最優秀 R&B アルバム」を受賞、さらに第57回グラミー賞で『Black Radio 2』から"神の子供たち feat. レイラ・ハサウェイ&マルコム=ジャマール・ワーナー"が「最優秀トラディショナルR&Bパフォーマンス」を受賞したコンポーザー/ピアニスト、ロバート・グラスパー。この5年間はExperimentとしての録音、ツアーに集中しその結果、R&B/HIP HOPチャートの常連にもなり、Drake,Rihanna,Justin Timberlakeなどと共に現在最も注目されるアーティストの仲間入りを果たした。そんな彼が今回アコースティックなピアノ・トリオに戻ったのは「ピアノが恋しかった。」から。しかしながら、さすがのグラスパー、「ただトリオに戻ってスタンダードと自身のオリジナルを演奏したかったというわけではない。というのは、ようやく掴んだメインストリームのR&Bのファンを失いたくはない。」と貪欲。

「だから、ハッピーなミディアム曲を中心に、ピアノ・トリオに戻りながらカヴァーをやろうと思ったんだよ。これまでトリオではしたことがないし、それだったら昔から聴いてくれているジャズのお客さんもR&B/HIPHOPのお客さんもみんなを満足させられると思ったんだよ。」とのこと。今回取り組んでいるのは現在新作が絶好調のKendrick Lamar(グラスパーもアルバムに参加),Musiq Soulchild, John Legend, BilalなどのR&B勢と共に自身のipodにも入っているRadiohead, Joni Mitchell, そしてジャズ・スタンダード”星影のステラ”+グラスパーのオリジナル3曲。(『Black Radio 2』のボーナストラック含む)大成功をおさめたグラスパーならミュージシャンも選びたい放題かと思いけや、彼はこれまで2枚の作品を一緒に作ったオリジナル・トリオで本作品を制作。「僕はオリジナル・サウンドにこだわっている。オールスター・アルバムみたいなものは個人的にそんなに好きではないんだ。レブロン・ジェームズ(NBAバスケットボール選手)がチームに5人いるみたいなものだよ、そんな形で勝ちたくはない。僕の仲間は、それぞれベースとドラムにおいて一番好きなミュージシャンなんだ。一緒に音楽を奏でていてすごく気持ちがいいんだ。」と言いつつもグラスパーの”オールスター・バンド嫌い”には一つ例外が。

2014年の秋にBlue Note 75周年記念イヴェントにAmbrose Akinmusire(tp) Marcus Strickland(sax)Lionel Loueke(g) Derrick Hodge(b) Kendrick Scott(ds)と一緒にオールスター・バンドを組んでいる。「あのバンドがいいところはみんな無私無欲で思慮深い点。そんな状況がベストな音楽を作るんだと思うんだ。みんなAクラスのミュージシャンで、いい化学反応が起こる、アコースティック・ピアノの演奏に戻れたのがうれしかった。」という。

カリフォルニア、ハリウッドにある伝説のキャピトル・スタジオ, スタジオAはFrank Sinatra, Nancy WilsonからThe Beach Boys, The Beastie Boysが録音。Nat King ColeのNew York Steinway "B"ピアノがあった場所でもあり、Cannonball Adderleyの1966年のライヴ名盤『Mercy, Mercy, Mercy!』も録音されたということがグラスパーには決め手となった。「あの部屋には魔法があるんだ。あそこで録音した素晴らしい人たちは数えきれないほど、その部屋で作られたサウンドは全て有名なものばかり。」さらにナイトクラブでは持ちえない独特な観客との親密なな心の交流が感じられる。グラスパーのユーモアも飛び出すほど。(M-5でのお楽しみ)
しかし最後の2曲は、現在のアメリカが直面する身近な問題をテーマに掲げる。1曲は"バナナボート"で有名なシンガー、俳優、Harry Belafonteを迎え、「自身の人生について語ってほしい、どうやっていろいろな局面を乗り越えてきたかを。」を語ってもらったんだ。「頭がぶっ飛んだよ。どんな人でも鏡の中の自分を見て自分はちっぽけだと思えばちっぽけにしかなりえない。アフリカン・アメリカンである僕たちの問題の多くは自愛に欠如と現状打破を乗り越えられないと自分で思ってしまうことなんだってことが分かった。」という。最後の曲は、現在大人気のラッパーKendrick Lamarのカヴァーでこの曲ではグラスパーの6歳になる息子Rileyとその友人たちが参加、最近多発している白人警官に撃たれてしまったアフリカン・アメリカンの犠牲者たちの名前を言っている。「今何が起こっていることかを自身の作品でも表現したかった。」という。「父となった今、この子たちも大きくなった時に同じようなことが起こりうるのは嫌だ。みんな心に愛を持ち、変わらないといけない。そうでない限りこれは止まらない。」グラスパーは現在、Don Cheadle主演/監督/共同脚本となるマイルス・デイヴィスの生涯を描いた映画『Miles Ahead』の音楽を制作中。(新譜案内より)

■Robert Glasper(p) 
Vincente Archer(b) 
Diamond Reid(ds)

1. Introduction 
2. I Don’t Even Care (Robert Glasper/Macy Gray/Jean Grae)  
3. Reckoner (Radiohead)  
4. Barangrill (Joni Mitchell)  
5. In Case You Forgot (Robert Glasper)  
6. So Beautiful (Musiq Soulchild)  
7. The Worst (Jhené Aiko) 
8. Good Morning (John Legend)  
9. Stella By Starlight (Victor Young)  
10. Levels (Bilal) 
11. Got Over feat. Harry Belafonte (Robert Glasper/Harry Belafonte) 
12. I’m Dying of Thirst (Kendrick Lamar) 
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